崎原製茶では1954年の創業以来、自らの手で茶畑の開墾を行い、茶葉を生産してまいりました。
納得のいくお茶をつくるため、お客様にとっておいしいお茶をお届けするために、良質な茶葉は欠かせません。
良質な茶葉を育む茶畑、そして品種についてご紹介いたします。
茶畑について
城上(山のお茶)

城上は、薩摩川内市北西部の山に囲まれた丘の上にあります。豊かな自然の中では朝夕で気温差があり、深い霧に覆われます。土壌も粘土質で、栄養分が大変豊富です。
ここで育てた、葉が厚く濃厚で奥深い旨みのお茶を「山のお茶」と呼んでいます。
宮里(川のお茶)

宮里は、薩摩川内市の西部、川内川の下流にあり、季節を問わず深い霧に覆われ、肥料を吸収しやすい土壌です。
ここで育てた茶葉の持っている特性が、そのまま出るお茶を「川のお茶」と呼んでいます。宮里はお茶づくりに最適な環境です。
品種と特徴
- あさつゆ
- 深蒸しで仕上げる緑茶で、「天然の玉露」と言われています。濃厚な甘みに加えて、独特な香りが特徴です。水の色も天然の緑で、色鮮やかです。
- かなやみどり
- 独特な香りは、まるでミルクの様です。穏やかで自然な甘みと優しい香りが絶妙です。「土壌を選ぶ」という特徴を持っており、産地が限られたお茶でもあります。
- めいりょく
- 味にくせがなく、すっきりしています。香りも爽やかなうえ、水の色は明るい緑色できれいです。
- おくゆたか
- アミノ酸が多いため、上品で優雅な香りがし、旨みが強く、コクのあるまろやかな味わいの品種です。また、摘採時期が短い「希少品種」でもあります。
- おくみどり
- 水の色は濃緑色で、爽やかですっきりした香味です。くせのない味わいが特徴です。
- べにふうき
- 緑茶特有の苦みと渋味が強いお茶です。紅茶、半発酵茶に適しています。
- さえみどり
- 緑茶特有の渋みが少なく、まろやかで旨みの強い上品な味わいが魅力です。水の色は「さえみどり」という名にふさわしく、鮮やかな深緑色をしています。
- 春もえぎ
- 香りや味はまろやかで、渋味が少なく甘みや旨みに特徴があります。
- やぶきた
- 飲んだ後に清涼感のある甘みがあり、濃厚な旨み、渋味、優雅な香りと全てにおいてバランスの良いお茶です。水の色は黄金色で、深みがあるのが特徴です。